「救急搬送体験記 (第2弾)」
2019年 07月 11日
「ゆったり。まったり。しなやかに。そして穏やかに自分らしく生きる。」
appyがそっと寄り添うと、happyになる。
はぁ~とセラピスト appyです。
「救急搬送体験記 (第2弾)」
救急車に乗っている・・・。

「ご家族の方に連絡しますので」と言われても
すぐに飛んできそうな家族はいない・・・。
遠い家族には、かえって迷惑をかける・・・。
「一人で大丈夫です。頑張ります・・・。」
と、訳の分からんことを口走っている。
病院に到着すると・・・・・。
さすが、ERだ!
ナースの動きも素早い!
心電図、血液検査、点滴・・・。
更に血圧が上昇。
寒気からなのか、ま、まさか?!
AEDで心臓マッサージを受けているような
体中がビクンビクンと飛んでいる・・・・。
あ~あ~。もう死んじゃったんだな。わたし。
何だ、死ぬってこんな簡単なことだったんだ。
ピンピンコロリがいい!なんて思っていたけど、
これは困る。
急に死んじゃうのは、困る。
本人も家族も、
そして、仕事仲間にも
迷惑だ。
と思いつつも、全体像をみている自分がいる。
まるで、医療系ドラマを観ているかのようだ・・・。
そうだ、今日は確か観たかったテレビドラマの最終回だ。
エンジ色のパンツルックの女子ドクター。
紺色の衣装の男子ドクターたちが
5~6人私の足元の画面をみてこう言ってる。
「次、脳のCTすぐ入れられる?こっち先にして!」
「その後、心臓もね!」って。
どうやらまだ生きているらしいし
救急搬送されると、ラッキーだね。
順番を先に色々と診てくれて・・・。
身体中、紐だらけ。
色々と繋がれている。
隣では、おじいちゃんが娘さんらしき人と、
楽しそうな会話をしている。
まさか、ここは天国じゃないよね?

もう、何が何だか頭がおかしくなっている。
落ち着こう・・・。
マインドフルネス呼吸法。
自分の息に気づく。
ああ、今は、自分の生きに気づくところ。
仕事の資料を先に送信しておいてよかった・・。とか
うちの鍵は、家族にも渡しておかないと・・・。とか
エンディングノート作っておくんだったな・・・。とか

それで、
どのくらいの時間が経ったのだろうか。
だいぶ、落ち着いてきた。呼吸もふつう。
血圧はまだ高いらしいが、ER混んでる。
次から次へと、救急搬送されてくる。
これは、やっぱりすぐに119へ連絡するのは迷惑だね!
と思いつつも、私も、医師もまず脳卒中を疑ったよね。
こういうときには、仕方ないかな?
なんて思いながら、
エンジ色のテキパキとしたドクターが、
「脳にも心臓にも異常は見られませんでした。」
「目は、グルグル回っていますね。三半規管に異常があるのかもしれませんね。」
やれやれ、一安心。
いきなりバタンと倒れて死ぬということはどうやら免れたらしい・・・。

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by appyhappy | 2019-07-11 13:01 | 気づき